視界に揺れるものがある・飛蚊症~島田

視界に揺れるものがある・飛蚊症~島田

昨年より勤務させていただいており、毎週木曜の外来を担当しています島田です。川越西眼科は広い
分野において専門性の高い診療を行っているため、私自身もその一員として患者様に正確な診断と適切
な治療を提供出来るよう努力したいと思っております。また、患者様のお話を良く聞いて満足して頂け
る診療を心掛けておりますので、目のことでお困りでしたらお気軽にご相談ください。どうぞよろしく
お願いいたします。研修医時代から約10年間、網膜硝子体疾患を専門とする先生のもとで学びまし
た。今回は眼科を受診される症状として比較的多い飛蚊症についてまとめましたので、ご参考にしてい
ただければと思います。
◆飛蚊症(ひぶんしょう)とは
明るい空や白い壁などを見たときに、糸くずや点々、アメーバのようなものが見える症状を飛蚊症と
呼びます。目を動かすとふわふわ浮遊しているように動くのが特徴です。両目で見ていると分かりにく
いので片目ずつで見え方を確認して、どちらの目に見えているのか増えたり減ったりしているかを確認
することが大切です。ほとんどの場合は生理的なもので心配ありませんが、中には治療を必要とする病
気によるものもあるので、飛蚊症を自覚したら一度受診することをお勧めいたします。
◆飛蚊症の原因と治療について
目の中には硝子体と呼ばれるゼリー状・線維状の透明なものが詰まっています。この硝子体に濁りが
生じると飛蚊症を自覚します。飛蚊症には1生理的飛蚊症と2病的飛蚊症があります。
1生理的飛蚊症:後部硝子体剥離(老化)と生まれつき(特に近視の強い方)があります。⇒経過観察
になります。ただし、経過中に網膜裂孔や網膜剥離が生じることもあるので、飛蚊症が増えたり、視
野が欠けたり、光が走る症状が出たりしたらすぐに受診してください。
2病的飛蚊症:
●網膜裂孔・網膜円孔:網膜が破れて穴があいた状態で、網膜剥離になる可能性があります。⇒網膜
剥離になるのを予防するために、穴の周りをレーザーで囲って糊付けする網膜光凝固(レーザー)
治療を行います。
●網膜剥離:網膜裂孔や網膜円孔から水が網膜の裏にまわり網膜が剥がれた状態で、範囲が広い場合
に放置すると失明することもあります。⇒主に手術を行います。特に視力低下を伴うときには出来
るだけ早く手術を行います。
●硝子体出血:糖尿病や高血圧などの全身疾患、打撲、上述の後部硝子体剥離、網膜裂孔など様々な
原因で硝子体中に出血することがあります。出血量が多いと、墨やインクが垂れたような感じや霧
がかかった感じ、視力低下を感じますが、出血量が少ないと飛蚊症を感じることがあります。⇒疾
患により治療が異なります。
●ぶどう膜炎:目の中に炎症がおこると硝子体に濁りを生じ、飛蚊症を感じることがあります。⇒疾
患により治療が異なりますが、主に点眼・内服、場合によっては点滴や手術が必要になることもあ
ります。
※飛蚊症を自覚したら早めに一度眼科受診することをお勧めいたします。また、点眼で瞳孔を広げて
眼の奥(眼底)を詳しく診る検査を行うため、検査後数時間は物が見づらくなります。車の運転も出
来なくなりますので、そのつもりでお越しください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です