甲状腺眼症に対するステロイドパルス療法(点滴)
甲状腺眼症である程度重症であると、特に視神経症を合併してしまうとステロイドの点滴療法の適応になります。
川越西眼科でのステロイドパルスのメニューとしては
1)ハーフパルス メチルプレドニゾロンの 1 回投与量 0.5gを3日連続、その後4日あける。これを1クールとして3クール行った後、内服に切り替え量を減らしていく。
2)メチルプレドニゾロン 0.5gを週 1 回 計 6 回、その後0.25gを週 1 回 6 回。
があります。安全性は高いのが2)、ただし視神経症でとにかく早くしっかり消炎するなら1)、で全身の状態・甲状腺眼症の状態によります。そのため様々な治療前の検査を行います。
当然炎症が強いからステロイドパルスの適応になるので、経過中は中心フリッカーや視力などをみて減圧や放射線療法まで必要かを判断しすし、MRIで炎症の治まり具合を時期を置いて確認します。
甲状腺眼症のガイドラインは2020年現在で最新のものは2018年度版で、ボトックスは保険適応外と書かれていたりして内容はちょっと古い部分もあります。しかし、参考になさっていただくといいかと思います。