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斜視の説明・検査・治療・手術

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川越西眼科の斜視弱視検査・治療の特徴

川越西眼科の斜視弱視外来の特徴は

①両眼視機能を大事にしている

それって当然じゃないの?(いきなり難しい?)と思うかもしれませんが、実は斜視の治療に対する考え方は二つの流れがあります。両眼視とは頭の中で両方の目の情報を同時に一つにまとめれ認識する力です。両眼視機能を大事にしそれを伸ばす考え方と、見た目が良ければ(美容的な問題)まあいいんじゃない、という考え方です。関東で斜視治療で有名な大学でも後者の考え方をするところがあり、患者さんは戸惑うかもしれません。川越西眼科は両眼視機能はないよりあったほうがよく・しかも伸ばせる時期は限られる、両眼視機能がないと斜視術後の効果が長持ちしない、間欠性外斜視で斜視の角度が少ない子は訓練で外斜位まで持ち込める可能性があること等から両眼視を大事にする考え方で治療をしています。

②同時視訓練や抑制除去訓練、手術定量ができる等能力の高い視能訓練士がいる

視能訓練士なのに眼位が見られない人は結構多く、斜視弱視を担当するのはいや、という方までいます。能力の高い視能訓練士はそれほど希少で、だから月に一回しか斜視弱視はみられないよ、アイパッチ程度でみていける屈折異常弱視しか対応できないという眼科も多いです。当院では火曜を除き毎日斜視弱視検査・訓練が選べます。しかし、難易度によりまた術前の定量などはこの時間帯で、とご案内することもあります。

③斜視手術も行っている

そもそも斜視角が大きいと眼の位置をコントロールするのが成長に伴って難しくなってくることがあります。大人になってから何らかの原因で急に斜視になることもあります。斜視手術のタイミングは

  • 両眼視訓練を頑張りたいけど眼鏡をかけられない
  • 両眼視機能が一度ついたのに崩れ始めている
  • 小学校入学・中学入学・就職や結婚などのタイミングに備える(入学前の夏休みなど)
  • 見た目を気にし始めている
  • 眼の位置をコントロールできるけど眼精疲労が強くなってきた
  • 局所麻酔で手術ができるほどに成長した(個人差があります。小さいころは全身麻酔)
  • 麻痺性の斜視になって固定してから半年以上たっている(甲状腺の眼症の場合はより慎重ですし、他の外科的治療の可能性もあります)

など人それぞれです。川越西眼科では局所麻酔で斜視手術を行いますので、小さいころに全身麻酔で斜視手術が必要な方は信頼できる提携先に紹介いたします。

斜視とは

両眼の視線が正しく見る目標に向かわないものをいいます。外見上は片方の目が正しい方向を向いているのに、もう一方の目が内側や外側、あるいは上下に向いている異常です。
目の位置がずれると、両眼で正しくものを見ることができなくなります。 両眼でものを見て立体感をつかむ機能が弱くなったり(両眼視機能異常)、片側の視力の発達が妨げられたり(斜視弱視)、大人になってからの斜視ではものが両眼で見ると二つにみえたり(複視)します。

斜視の種類

斜視は目の位置によって、内斜視、外斜視、上斜視、下斜視にわけられます。

(右目を正常な位置とした斜視の種類)

  • 内斜視 片目が内を向いている
  • 外斜視 片目が外を向いている
  • 上斜視 片目が上を向いている
  • 下斜視 片目が下を向いている

他に状態や原因による分類があります。詳しくはこちら:日本眼科医会 こどもの斜視弱視日本斜視弱視学会 斜視弱視の病気の説明

  1. 偽斜視
  2. 外斜視
    • 間欠性外斜視
    • 恒常性外斜視
  3. 内斜視
    • 乳児(先天)内斜視
    • 後天内斜視(こうてんないしゃし)
    • 調節性内斜視
    • 部分調節性内斜視
  4. 上下斜視
    • 下斜筋過動(かしゃきんかどう)
    • 先天性上斜筋麻痺(じょうしゃきんまひ)
    • 交代性上斜位(こうたいせいじょうしゃい)
  5. 麻痺性斜視
    • 動眼神経麻痺(どうがんしんけいまひ)
    • 滑車神経麻痺(かっしゃしんけいまひ)・上斜筋麻痺(じょうしゃきんまひ)
    • 外転神経麻痺(がいてんしんけいまひ)
  6. 特殊型の斜視
    • Duane症候群(デュアン症候群)
    • Brown症候群(ブラウン症候群)
    • 重症筋無力症(じゅうしょうきんむりょくしょう)
    • 甲状腺眼症
    • 眼窩吹き抜け骨折(がんかふきぬけこっせつ)
    • 固定斜視
    • 感覚性斜視
  7. 眼性斜頸

両眼視とは?

両眼視とは、2つの目で見たものを脳で1つにまとめる働きのことです。
両眼視ができないと、ものが二重に見えたりするばかりでなく、立体感を感じること
もできません。両眼視は生後1年くらいでできるようになり、6~8歳くらいには完成します。

 

 

 

斜視の原因

先天性のものは詳細は明らかになっていないですが、以下のようなことが考えられます。

目の筋肉や神経などの異常によるもの

目を動かす筋肉や神経に異常があると、目の位置がずれ両目で一緒に正しくものを見ることができず斜視になります。大人で突然斜視になった場合は甲状腺異常や動眼神経などの眼球を動かす神経の麻痺によるものが多いです。

両眼視の異常によるもの

遺伝や脳の一部のわずかな異常が原因で両眼視がうまくできない場合、それぞれの目が別々の方向を見るようになり斜視になります。

強い遠視によるもの

目はものを見るときにそのものにピントあわせを行います(ピント合わせをする際に目は内よせの状態になります)。強い遠視では、強くピントあわせを行わないとはっきりと見えないため、目はかなり内側によってしまい斜視になる場合があります(=調節性内斜視)。

視力不良

病気やけがで、片方の目の視力が悪くなると、両眼視ができず、視力の悪い目が斜視になる場合があります。小さいころは視力の悪い目は内側により(内斜視)、大きくなると外側を向きます(外斜視)。

斜視弱視の検査について

斜視の検査

  • 視力検査
  • 屈折検査(近視、乱視、遠視、またそれらの左右差)
  • 眼位・頭位検査(目が正しい位置にあるか。見やすいように頭を左右に振ったりあごを上げたり、首をかしげているか)
  • 眼球運動検査(内外,上下に正しく動いているか近くを見るとき目が内よせするか調べます)
  • 輻輳・調節
  • 両眼視・網膜対応・立体視検査
  • 大型弱視鏡
  • 眼の構造の検査(白内障や網膜異常がないか)

弱視の検査

  • 視力検査
  • 屈折検査(遠視. 近視. 乱視の有無を調べます)
  • 固視検査(ものを見る際、網膜の中心で見ているか調べます)
  • 眼の構造の検査(白内障や網膜や神経に病気がないか検査します)
  • 眼位検査(斜視の有無を検査します)

 

手術以外の方法

(1)メガネ(コンタクトレンズ)を使う方法

メガネを装用することで斜視の原因となっている遠視を矯正し、両眼で正常に見えるようにして両眼視をさせます。遠視が原因となる調節性内斜視のタイプではこの方法が有効です。眼鏡がスタンダードで、コンタクトレンズは子供では術後など特殊な場合に使います。

(2)プリズム処方

メガネにプリズムを入れて光を屈折させ、斜視眼を正常眼と同じ視標が見えるようにする方法。斜視自体が治るわけではありませんが、プリズム眼鏡の装用により、両眼視機能を確保しやすい状況を作ります。

(3)両眼視機能訓練

斜視のタイプによっては、眼をよせる訓練や、両眼を使ってものを見る訓練が適応となる場合があります。

両眼視にもレベルがあり同時視、融像、立体視とあります。

同時視は右眼と左眼の情報を同時に頭の中で自覚することができる状態。同時視はあってもどちらかが優位眼になっていることもあります。理解力を見て同時視訓練を行います。

融像能は右の図形と左の図形を一つにまとめてみる力。これが弱いと眼の位置が外れやすい。能力に応じて融像訓練を行います。

立体視は立体的にものを認識する力。融像能が低くてもこの訓練を先に始めることも多いです。

他抑制除去訓練や眼の位置をコントロールする力をつける訓練があります。

手術による方法


成人の場合、局所麻酔で手術ができます。 乳幼児や学童期以下の場合は、全身麻酔で手術をおこないます。
目を動かす筋肉(外眼筋)の付いている位置を手術で調整することで、眼の位置を改善します。

外斜視の場合「外直筋を弱める」、もしくは「内直筋を強める」ことで、斜視を改善できます。筋肉の作用を弱める場合には「筋肉のついている部分を一度切り離して眼球の後ろの方に縫い付け」なおします。筋肉の作用を強める場合は「筋肉を短く切除して元の位置に縫い付け」なおします。

手術は片眼のみで1つ又は2つの筋肉を手術することが多いですが、斜視のタイプや角度の大きさにより、両眼の手術をする場合もあります。
大部分の患者様で良好な結果が得られますが、中には過矯正となり物が2重に見えることがあります。時間とともに徐々に改善しますが、長引く場合はプリズム眼鏡を処方したり、再手術を行なう場合があります。また、手術後時間の経過とともに、手術前のように斜視になる場合があります(戻り)。この場合は、しばらく経過を見たのちに再手術を行なうことがあります。

手術の時期

・本人が見た目を気にし始めたとき

・両眼視が崩れ始めたとき

・プリズムメガネがかけられないなど早くに目の位置を整える必要があるとき

・目の位置のコントロールは可能だが、眼精疲労がひどくなってきたとき

・人生の節目 小学校入学前や、社会人になる前、

・局所麻酔が可能になったとき 女の子は小学校高学年になると局所麻酔でできるようになることが多いです。小さいころは全身麻酔の必要があります。

・大人の後天性の斜視では原因疾患が落ち着いた時期 甲状腺による目の炎症がある時期や発症間もない神経の麻痺などは適応の時期ではありません。

 

よくある質問

Q1
手術をした場合、最終的に眼の位置はどうなるの?
こどもは成長期にあるので、手術後眼の位置は変わります。内斜視の手術後数年で、外斜視になってしまう場合もありますし、外斜視の場合、術後また外向きに戻る傾向があります。両眼視機能がない眼はある目に比べると戻りやすいです。従って再手術が後に必要になる場合があること、手術の回数は基本的に一つの筋肉に対して1回(外斜視・内斜視なら左右の目の内直筋外直筋計4本の筋。ただし一回の手術で2つの筋肉を動かすこともあります)と考えてください。
Q2
弱視治療はいつ始めればいいのでしょうか?
治療は低年齢であればあるほど、良い結果が期待できます。一般的に8~10歳程度で視力の発達は止まると考えられていますが、個人差も大きいので全く訓練をしていなかった子が9歳になって発見されて訓練をし、視力が1.2まで伸びることもあります。川越西眼科では4歳になったら一回は眼科で視力を測ることをお勧めします。3歳児検診は集中力を欠くこともあり、屈折の検査もしない市町村が多いため、すり抜けてしまっている子が散在されます。
Q3
弱視を治療しないと、どうなるのでしょうか?
弱視の目は疲れやすいものです。当然両眼で立体的にみる力も弱いと予想されます。小さい間はあまり不便を感じることもないかもしれませんが、学校にいくようになると、長く教科書を読むことが辛くなったり、勉強に集中することが出来ない場合があります。立体視の弱さにより、初めての場所の階段を踏み外したり、ピンセットでものをつかんで実験を行うのが苦手だったりすることも考えられます。大人になって不便を感じるようになったとしても、目の成長が止まってしまった後では視力・両眼視とも伸ばすことはできません。また、両目ともある程度の矯正視力がなければつけない職業もあります。
Q4
視能訓練士はどのような事をするのですか?
斜視や弱視の訓練は、主に家でやるものと、眼科で特別な器械を用いてやるものがあります。

川越西眼科の斜視弱視外来では、眼位・頭位検査→両眼視・網膜対応・立体視検査→輻輳・調節→大型弱視鏡→視力→医師の診察

が基本の流れで、通常一人に30-45分の検査を行っています。限られた時間の中で行うので日により検査内容が異なる部分があります。同時視訓練、融像訓練、抑制除去訓練などは理解度をみて案内します。抑制除去訓練は2-3週間、週に2日来ていただき家でもできる様であれば自宅訓練に移行する、というように短期集中で行うものもあります。

Q5
斜視の判別方法はありますか?
斜視があるかないかは、黒目に光をあてた場合反射が黒目の中心からかえって来るかどうかで、判定できます。フラッシュを光らせてとった写真は大変参考になります。日本人のこどもは、右眼と左眼の間隔が離れているので内斜視のように見える場合があります(偽内斜視)。写真を参考にすれば、本当の斜視かどうかある程度予測できます。日による斜視の変動がある場合もあり、初診の際にアルバムをお持ちいただくと、発症時期、斜視角の変動など大変参考になります。
Q6
どうなったら、「弱視が治った」と言えるのでしょうか?
正しい屈折矯正をすれば矯正視力が1.2でる眼になり、良好な両眼視の獲得ができたら、弱視が治ったと言えるでしょう。1.2出れば終了ではないです。ゆっくり見て1.2正解できるけれど日常両眼視では右優位である、という状況ではアイパッチを継続します。ここでいう視力とは、あくまでも矯正視力のことであり、裸眼視力ではありません。
屈折異常がある限りは、メガネを外してしまうと目は無理な調節をし続けることとなります。屈折異常がある間は眼鏡もしくはコンタクトの装用をお勧めします。眼精疲労の観点でも望ましいです。

 

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